気温21度の霧雨。2週連続の雨天となりましたが、天然芝は素晴らしい状態で参加者たちを出迎えてくれました。
コロナ禍でスタートが遅れたことで、今回6回目で最終回です。札幌市内でも感染が拡大している中での開催でしたが、なんとか無事最終回を迎えられました。選手の皆さんには、体調管理や感染予防対策に協力してくれたことを心から感謝しております。
最終回は初回から5回目までに取り組んだスキル、さらにコミニケーションをとること、そして最終回を思いっきり楽しむことをテーマにしました。特にコミュニケーションについては、北海道クラスの目標だったので、コーチ達もどれぐらい成長してくれたかを楽しむ気持ちでスタートしました。メニューはゲームを楽しみながら練習してきたポイントを実感できるような練習としました。
「家とねずみ」では、体を温めることと、コミュニケーションのウォーミングアップからスタート。声が出てくると動きも良くなっていましたね。
「パス10カウント」では、スペースへの働きかけも見違えて良くなりました。しっかりコーリングをして動けるようにもなりましたね。濡れたボールは滑りやすくハンドリングエラーもありましたが、パス&キャッチはクラス開始前に集まった人から練習するという習慣もついて、毎回たくさん練習してきた成果が見られました。チームに戻っても継続して取り組んでもらえたらコーチたちも嬉しいです。
次に全員で「ラストマンスタンディング」というディフェンスの練習を行いました。「ギャップを作らずに前に出る」というポイントを選手達で声を掛合いながらプレーできましたね。練習時間の経過とともに、体も温まったからでしょうか、声も大きくなっていましたね。
ボールゲームは小学生グループと中学生グループにわかれてルールを変えながら実施。ゲームのインターバルでのチームトークでは選手たちが主体的に意見を出し合えるようになり、常に課題を明確にして取り組んでくれました。
最初のルールは「トリプルタッチでボールプレゼン」。3回目のタッチまで前進できるルールです。サポートする選手が自分の位置を伝えることでパスも繋がり、素晴らしいトライがたくさん生まれましたね。
二つ目のルールは「3フェイズタッチ」。タッチ毎にDF人数が減っていくというものです。スペースを見つけボールを運ぶので、仲間とのコミュニケーションの大切さを感じてくれたことでしょう。
三つ目のルールでは、タッチ5回でターンオーバー、さらにキックもありというものです。ディフェンスではギャップを作らず前に出ることが大切になります。頭でわかっていても、なかなか簡単には行きませんでしたね。攻防ともに上手にできない時もありましたが、積極的なコミュニケーションから素晴らしいプレーも見られましたよ。
緊急事態宣言により、開始が2週遅れたことで8回のクラスが6回に短縮となりましたが参加してくれた選手たちは、回を重ねるごとに成長してくれました。決めたルールもきちんと守ってくれましたし、全体練習前のアジリティートレーニングやパス練習もコーチが言わなくても自分たちで準備して継続して取り組んでくれました。
閉会式には、北海道ラグビーフットボール協会の津軽理事長から選手たちへの励ましのご挨拶をいただき、中学生のしょうたろう君が全6回の振り返りとコーチや保護者へのお礼の言葉で締めくくってくれました。素晴らしい挨拶にコーチたちは感動しました。
みんな参加してくれてありがとう!!これからもラグビーを楽しんでくださいね!!









練習内容
・アジリティー&パスキャッチ
・家とねずみ
・パス10カウントゲーム
・ラストマンスタンディング
・タッチ(スリータッチ)
・タッチ(3フェイズタッチ)
・タッチ(キックあり)
参加指導者
メインコーチ:長谷川竜介
アシスタント:鈴木貴博 立野弘高
助手 :山本隆広 天野幸哉 マットコッター コッター江美