2021北九州市クラス第2回(2021/10/21)

 

秋の冷え込みが顕著になり始め、気温も20℃を下回る日も多くなってきました。本日は小雨の降る中でしたが、本クラスは体育館での実施のため、開催に影響なく行うことができます。

 

本日は第2回目の北九州クラスが開催されました。

 

プログラムに先立ち、日本ラグビーフットボール協会より視察に訪れていただいた星野幸喜RDOと小川泰平RDOより、ご挨拶をしていただきました。星野氏からは、本プログラムを通じて、スキルアップを図るとともに、将来の日本代表を目指すような高い志につなげていただきたいという言葉をいただきました。また小川氏からは、一緒に九州や福岡のラグビーを盛り上げていきましょうと意気込みを語っていただきました。

 

今回の練習テーマは「パス&キャッチ」をターゲットとして練習を行いました。まずはウォームアップでアジリティトレーニングを実施しました。その後はパス&キャッチのドリルを行いました。前回から時間が空いてしまったためか、開始直後の参加者の様子は、少しコミュニケーションが少なく感じました。そこで最初のハンドリングドリルの休憩中にチームトークで「名前覚えタイム」を複数回設けて、コーリングがより正確になるように名前を呼んでプレーするように心がけてもらいました。その後徐々にではありますが、仲間の名前を呼ぶ声が飛び交い、コミュニケーション不足は解消されていったように思いました。

 

次に、パスとキャッチの基本練習となるショートパス(ハンズパス)の練習へ移行しました。各々ラグビーの経験値や学年、ポジションが異なるため、スキルレベルも少々差があります。そのため、ここではターゲットのキーワードをいくつか確認し、練習の中で自分の課題に応じた意識を持ちながら取り組むように心がけてもらいました。

 

続いて、ロングパス(スクリューパス)の練習を行いました。ここでは、構え方、握り方、腕の使い方、ボールを離す位置と回転のかけ方、正確な腕の振り方など、スクリューパスで大切な一つひとつのテクニックを切り取って説明し、確かなスキルとなるように練習してもらいました。

 

最後は、2つのチームに分けて、ゲーム形式のドリルを行いました。攻撃は4人で行い、守備は3人で行います。ただし、守備には最後尾にもう1人配置して、攻撃の工夫を促すドリルにしました。ルールは3タッチ以内にトライするタッチフット形式です。ここでの攻防の中で、今回取り組んだパス&キャッチの成果を発揮し、得点につながるような攻撃を期待しました。そして、期待通りのプレーが随所に見られると共に、北九州クラスの潜在能力の高さも感じる内容となりました。

 

前回のプログラム終了後、コーチングスタッフでフィードバックした内容を今回のプログラム実施に生かしたことで、内容や流れも改善できたように思います。次回からも、「楽しく、真剣に、安全に」をモットーに取り組めるよう準備していきたいと思います。

 

 



実施内容

・JRFUより挨拶

・ウォームアップ(ストレッチ、アジリティトレーニング)

・パス&キャッチのドリル(グリッドでのドリル)

・パス&キャッチのドリル(シャトルパス)

・ロングパス(3人組でのキャッチボール)

・3タッチフット(4対3+1の攻防)

・クールダウン、ストレッチ

・まとめ 

 

指導者:阿部展裕(メイン)、隈本 真(アシスタント)、北九州ラグビーフットボール協会の皆様

場所:北九州市 八幡東体育館